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では余計な前置きなしに、宮様について語りたいと思います。 ネタバレまくりですので、お気をつけ下さい。 前評判どおり、実に”いやらしい”宮様でございました。 彼の何が罪って、その存在そのものなのではないでしょうか。 <第1場 雲隠> この場面が、最後に大きな意味を持つんですよね。 源氏の君と共に歩き出そうとする薫に、匂宮が呼びかけた名前が妙に心に残る。 <第2場 殿上淵酔> なんて美しい宮様なんでしょう。 とか、思っちゃうよね。 えぇ、痛いファンですから。 「さすが色好みの兵部卿宮。」という言葉に、さも当然みたいな顔してるところが堪りません。 <第3場 内裏御殿内> 最も好きな場面であります。 どこか憎めない存在であってほしい。 大野先生の願いどおりの宮様です。 いつまでたっても自分の元を訪れない宮様に、罠を仕掛ける女達。 いかなる期待にも応える宮様は、そんなこととは露知らず、1人の舞姫の部屋へ。 そこに現われる、大勢の侍女達。 宮様は、そんなことには動じません。 来ちゃったよ。 はい、宮様です。 なーんて、笑顔で誤魔化ちゃいます。 その上、宮様モテモテソングで説き伏せちゃいます。 この歌詞、まるで自分のことを歌われているかのようで、耳が痛い。 確かに出会っていなければ、会えないことを寂しく思うことはないけど。 つまらない人生だよなー。 とかついつい、じぇいを好きな気持ちに置き換えて、妙に納得してしまったりして。 とにかく、かわいいのよ! 宮様が!! 発言するのに手をあげさせられたり、侍女達の不平不満にちょっと辟易してる様子が。 <第4場 宇治・旧八宮邸> 薫のとても優しい話口調が、却って恐怖を感じさせる。 心も血も通っていないかのような、冷たい印象。 だから、浮舟も気付くことができなかったんだと思う。 その裏に隠された、本当の愛情に。 薫の姿を装い、浮舟の部屋に忍び込む匂宮。 でも、すぐにバレちゃいます。 その上、あしらわれちゃいます。 好きなだけ薫とじゃれ合ってください。 とか、言われちゃいます。 このあたりの匂宮と浮舟の空気感が好きです。 暖かい感じがする。 まだ、罪を犯す前だから。 <第6場 宇治川> 幹部部屋の場面です。 まだまだ可愛い宮様が見れます。 薫のことを棒みたいなので突っつき合ったりします。 「宮様がんばってー。」「おう!」 っていう、小宰相の君とのやりとりが何故か大好きです。 <第7場 宇治・旧八宮邸> 自分を人畜無害だと言う宮様。 「頷きかねます」という、まさおの言葉に頷けます。 <第8場 上の御局> あいあいが、すごーくいい感じです。 傀儡の女って感じ。 と言っても、私の中の傀儡の知識は、新感線の作品で知り得る程度のものですけど。 「ああ。」 小宰相の君が、傀儡の仲間の元へ帰ることに対しての台詞。 1番好きかもしれない。 去ることを納得しながら、それでも繋いだ手を離すことができない匂宮。 匂宮は小宰相の君に自分の姿を重ねていたんじゃないかな。 自分と同じように、柵から逃れることのできない運命を背負っていることを感じていた。 小宰相の君との関係性を、もっと色濃く描いてほしかったような気がします。 浮舟とはまた違う繋がりがあって、小宰相君は匂宮の気持ちを見透かしながらもそれを受け入れている。 とか、そんな関係性が欲しかった。 ・・・いろんな意味で無理か。 この作品大好きなんだけど、大野先生オリジナルが故に、原作で補完できないところが辛い。 早いこと、ル・サンク買わなきゃな。 もしかすると自分で思ってるより、ギャツビーとデイジーが結ばれなかったことを引きずってんのかな。 またもや、幸せになれないじぇいとあいあいを見ていると、焦れったくて歯痒い気持ちになる。 ルイヴィルの場面だけが、私の救いです。 一旦、切りますー。 なんだかんだ言いながら、語りだしたらとまらないから困る。 とりあえず1回、さらっと書いてみようとした結果がこれです。 web拍手を送る |
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